こづかい三万円の日々

40代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

音楽

「山村響 LIVE 2023 Bitter Sweet Night」のこと

この記事は、2023年10月15日、渋谷代官山SpaceOddで行われた山村響さんのライブレポートです。 この記事を書いているのは2024年2月4日のことで、来週11日には響さんの最新のライブイベントが行われる予定です。前回のライブレポートを書いても新鮮さは皆無な…

山村響のライブに初めて行くぞという人のための基本情報まとめ

(2024/02/09追記)2024年2月のバースデイライブも間近な今日このごろ、今回は一層初参加の方も増えそうなのでTwitter等から本記事をリンクさせています。内容は2023年秋時点のものなので、当然ながら会場など最新の開催と異なる点が多々ありますが、変わら…

2022年に聴いてたいい曲のこと

2021年は「声優名盤探索の旅」という題目を立てて、年内発表の声優アーティストのアルバムを全部聴くことを目標にやっていたんですけど、2022年はぜんぜん声優アーティストの新作をチェックできませんでした。春ごろから忙しさがずーーーーーーーーーーーっ…

山村響LIVE 2022「town map」のこと

2022年10月9日に行われた山村響さんのライブ「town map」に行ってきました。 会場は吉祥寺ROCK JOINT GB。

2021年声優名盤探索の旅

(2022/01/30、近藤玲奈『11次元のlena』を追記しました) 2021年にリリースされた、声優さんによるアルバム・ミニアルバム・EPを51枚聴き、その中からベストを選んだ、という記事です。昨年のものはこちら*1。 対象はYoutube Musicで聴けるものだけなので、…

声優名盤探索の旅 その1

昨日うっかり鈴木愛奈さんの『ring A ring』を名盤と呼んでしまったため、「おまえは声優さんたちの名盤を何枚挙げられるのだ?おまえに名盤のなにがわかる?」という内なる声に苛まれることとなったのでとりあえず早見沙織さん『JUNCTION』を聴いていますが…

一ヶ月でわかる『ラブライブ!サンシャイン!!』の魅力/(2)Aqoursを聴くならここからどうぞ!の12曲

アイドルソングというのは、これはもちろん様々な例外がありますけども、明るくて、多幸感があって、輝いているものです。アイドルの魅力をまっすぐに打ち出して、この世の中にはこんなに愛らしく美しくって価値のあるものがあるんだ、と思わせてくれる。 そ…

聴こえるのはだれの声?『ラブライブ!サンシャイン!!』オリジナルサウンドトラック レビュー

『ラブライブ!サンシャイン!!』のサウンドトラックCD、『『ラブライブ!サンシャイン!!』オリジナルサウンドトラック Sailing to the Sunshine』についてのレビューです。

立川シネマ・ツー、ナメててすまんかった/『May'n THE MOVIE Phonic Nation 3D』

立川シネマ・ツーで11月14日・15日と限定再上映している『May'n THE MOVIE Phonic Nation 3D』を観てきました。公開時に観逃してたし、立川の音響なら楽しそうだなー、というくらい軽い気持ちで行ったんですけど、行ってよかった観てよかった。すばらしかっ…

厄介さと生きていく/Trident 2nd Live "Blue Destiny"レポート(という名前のごく私的な覚書)

Tridentの2nd Live、「Blue Destiny」の二日目(9月21日)に行ってきました。会場は品川ステラボール。 帰途途中のカレー屋でカレーとビールをいただきながら勢いで書いています。だからまともなレビュー/レポートじゃない。その点はご了承ください。 声優…

映画公開&Tridentライブ記念『蒼き鋼のアルペジオ』キャラソン総まくりレビュー

『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』*1の劇場版第二弾*2がいよいよ公開されます。めでたい。 同作発の声優ユニットTridentのセカンドライブも開催されます。めでたい! Tridentの2ndミニアルバム、そしてキャラソンのアルバムも発売されました。めでた…

「不仲」だからこその輝き/Trident 1st Solo Live レポート

3月22日、舞浜アンフィシアターで行われたTridentのファーストソロライブ「Blue Snow」を観てきました。 TridentというのはTVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ』に出演する、渕上舞さん・沼倉愛美さん・山村響さんという声優三人によるユニットで…

『パーティのあとで』III

(テキスト版はこちら:111030-3ver3.txt )『パーティのあとで』 III 今度のドライブは長くなった。街中の電気スタンドや電線を通っている電力では駄目なのだそうだ。変電所や都市間高電圧線から失敬する必要がある。男が懐から取り出した札幌市の白地図に…

ミクパ札幌開催をことはぐ 最終夜

ミクパ札幌が無事終わったようでなによりです。 観に行けた人、いいなあ。 次は行くぞー!! 『パーティのあとで』、これでおしまいです。でもパーティは終わらないよね!

ミクパ札幌開催をことはぐ 第三夜

三日間もあいだをあけてしまいました。 もう札幌ミクパはじまってるし! ハッタリにハッタリを重ねていったらなんだかずいぶん長くなってしまいました。 引き続きお楽しみください。

『パーティのあとで』II

(テキスト版はこちら:111030-2ver3.txt )『パーティのあとで』 II 車は夜の街を飛ぶように走る。 黄色信号の交差点を突破したり、横断歩道を渡る通行人を轢く寸前でかわしたりと、男の乱暴な運転にぼくは冷や汗をかき通しだったが、助手席のミクはやはり…

『パーティのあとで』I

(テキスト版はこちら:111030-1ver3.txt ) 終電のホームで、初音ミクに出会った。 昨日の夜のことだ。 ♪♪♪ 誰もいないオフィスで、最後まで灯っていた自分のデスクの明かりを消した。 ぼくの机に溜まった書類の山、同僚たちの整頓された机の列、そして周囲…

ミクパ札幌開催をことはぐ 第二夜

今日から公開していく小説は、ファイル名が示すとおり、一昨年から書き始めたものです。 今ぼくは東京にいるわけだけど、この妄想は札幌にいるときじゃないと生まれなかったなあと思う。 クリプトンが札幌にあるから。 自分が札幌のミクパに行ったから。 そ…

終電のホームで、初音ミクの格好をした女の子に出会った

(テキスト版はこちら:110815.txt ) 終電のホームで、初音ミクの格好をした女の子に出会った。 昨日の夜のことだ。 長い仕事を終えたぼくは、重い足を引きずって、携帯プレイヤーでボカロ曲を聴きながら帰途についていた。 終電のホームはそれなりに混んで…

ミクパ札幌開催をことはぐ 第一夜

いよいよですね札幌ミクパ! 札幌会場は道民こそが埋め尽くすべき...おれは黙って東京に留まる...とかやせ我慢してチケット取りませんでしたけど、血の涙流しながら後悔してるよ! ばか!おれのばか! 悔しいので、ずいぶん前から狂人の如くというかまさに狂…

英国のアイドル男子(たち)といえば..。

洋楽・洋画クラスタのなかには、今夜はロンドン・オリンピック閉会式だー!ヒャッホー!という人は多いと思う。 ストーンズだスパガだエルトン・ジョンだ、と出演アーティストの予想がかまびすしいところですが、当節の勢い的にいちばんキャーキャー言われそ…

阿部裕貴『初音ミク革命』

ミクパ札幌にて先行販売されていた『初音ミク革命』(阿部裕貴、北千葉図書、ISBN:9784905485049)を読んだ。 これは、札幌市立大学の学生の卒業論文をもとに、加筆して書籍化したものとのこと。 版元の千葉北図書は、北関東を中心としたゲーム・本・CDの小…

8月16日ミクパのこと

ざっと昨日のミクパについてまとめておく。 なお、自分のミクパ経験は3月9日のライブビューイングのみです。 会場に着く前のこと ここ数日ルカさんの曲が好きになってきていたので、まずはピンクのサイリウムを求めてゲーマーズへ。やはり緑色はキレイに売り…

『けいおん!』の十倍萌える! ガールズバンド映画『プッシーキャッツ』

話題のアニメ『けいおん』を観始めた。軽音楽部に所属する女子高生四人の日常とバンド生活を描く非常にかわいらしい作品である。澪には心の底から萌えた。第四話以前を見逃したことを後悔している。京都アニメーションと作画監督の堀口悠紀子は『らき☆すた』…

ニコニコ動画のプレミアム会員になってみた

いま20万人いるプレミアム会員が100万人になれば、毎月3億円の黒字になる。 その金はプレミアム会員が握っているも同然だ。運営に注文をつけて、世界を面白くしようではないか。 「ニコニコ動画プレミアム推進ユーザーアピール」*1 ぼくはニコ動のヘビーユー…

『SR サイタマノラッパー オリジナルサウンドトラック』

『SR サイタマノラッパー』が日本の青春映画史においてエポックメイキングな傑作といえるのは、映画そのものだけでなく、そのサントラもまたすばらしいからである! 日本の青春映画の何がダメって、現代の若者が聴いて楽しめる音楽が盛りだくさんのサントラ…

持たざるものたちの叫びと輝き『SR サイタマノラッパー』

まず最初に断っておく。 ぼくはTBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル をポッドキャストで欠かさず聴くリスナーだ。かつては日本語ヒップホップに対して偏見を抱いていたが、いまは毎朝ライムスターを聴きながら出勤する日々を過ごして…

ラッパー志望なんですけど〜

来週鑑賞予定の『SR サイタマノラッパー』に備え、ヒップホップとラップの教養を急遽詰め込み学習中だぜ、メーン。ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語作者: ジェフ・チャン,押野素子出版社/メーカー: リットーミュー…

初音ミクのことを考え続ける

ひさびさにニコニコ動画散策。世の中、神がたくさんいるねえ。 VOCALOIDにあって人間にないものとは、とか言った舌の根も乾かないうちに、人によるカヴァーを聴いてじーんときている。uionaというインディーズのひとだそうで、ブログ*1によれば活発に曲を作…

初音ミクNightに行く

「初音ミクNight」が札幌で 伊藤社長がゲスト - ITmedia News via kwout というわけで行ってきます。 このイベント、ぼくの趣味を知らない仕事上の付き合いの人にたくさん会う可能性が高くって、実はちょっと躊躇していたりもする。 伊藤氏を扱ったitmediaの…