- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: DVD
- クリック: 22回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
イギリスのミステリ作家が、南仏の別荘で奔放な娘に出会う。フランソワ・オゾンのエロい映画。
フランソワ・オゾンの映画は初めて観た。ほかもこんなにエロいのですか。ティーンエイジのおれだったらまず確実に数日間サルになっていたであろうエロさ。
我慢させて爆発させるかんじのエロさでもなく、情感たっぷりのエロさでもなく、まさに南仏のからっとした陽気のように、最初からおしげもなくリュディヴィーヌ・サニエのエロい身体がフルスロットルで画面に写る。オープンでありつつエロい。いいなあ原始女性は太陽だったって感じだなあ、フランス娘っていいなあなどと思う。おれが一昨年行ったフランスとは別の国のようです。
モロに写しつつもエロい、というのは、やはりサニエ演じるジュリーというフランス娘は、主人公サラ(シャーロット・ランプリングもまたエロい)が、フランス娘という枠にはめて、いわばひとつの空想の人格を作って観察しているからであって、彼女が実体のない空想の「女」、すなわち男にとっての「女」と重なるような位置にあるからだろう。
妄想イズビューティフル。
ところでDVDの「無修正版」って、何にくらべて無修正なのか。どこかでなにかが写っているのかしらん、と目を皿にして画面のはしばしを監視していたのだが、修正が行われそうな点は特に見あたらなかった。日本公開時とは違う編集なのかなあ。