こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

『ユリイカ』2004年4月押井守特集

ユリイカ2004年4月号 特集=押井守 映像のイノセンス

ユリイカ2004年4月号 特集=押井守 映像のイノセンス

 佐藤哲也の論考「抑圧機関としての身体」がおもしろかった。ぼくが『スカイ・クロラ』を嫌悪してしまうのは、下記のように分析される押井作品の特徴によるのだろう。

 登場人物たちは制度がもたらす重圧に直面し、決死の覚悟によってその状況を打開していく。だが打開に成功しても制度自体が消滅することは決してない。物語の古典的な法則に反して、抑圧からの解放を誰一人として望もうとしないからである。