- 作者: 小林多喜二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1954/06/30
- メディア: ペーパーバック
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これをアンセムにしたらいまの労働者たちは前へ進めないだろう。気勢をあげるだけじゃダメなんだってば。
えんえん、アホな共産党員の生活が描かれる『党生活者』のほうが、小説としては面白い。
好きでもないのに結婚させた妻に寄生しつつ、『新青年』を読んで逃亡生活のスキルをまなぶ男……あ、アホすぎる。「こういうダメな男がたくさんいたから日本の左翼はダメになりました!」というテキストとして、笑って読むのが正しいと思われ。