こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

ロス・マクドナルド『動く標的』

動く標的 (創元推理文庫 132-4)

動く標的 (創元推理文庫 132-4)

 「ハメット、チャンドラーと並ぶ正統派ハードボイルドの第一人者マクドナルドの輝かしい出世作!」という紹介文に加え、表紙のかっこいいポール・ニューマン、裏表紙のエロいパメラ・ティファンに惹かれて読んだ*1。この二人主演で映画化されていたんですね。下の動画を見ると、原作に比べてパメラ・ティファン演じるミランダは少々アホっぽすぎるような……。ダンスがいまいちなだけか。

 で、小説の中身はふつーのハードボイルド。タフな探偵、エロい女に怪しいゴロツキ、苦い結末。ふつーのハードボイルドっていうか、こういう昔のえらい人が作った型が「ふつーのハードボイルド」として現在まで継承されているわけだな。中身が新しければよいのか、あるいはすごく不毛な状態に陥っているのか。決して後者ではないと思いたいけど、ハードボイルドを読むときに考えたい問題が自分の中であらためて浮き彫りになった感あり。

*1:手元の一冊は1985年の25版。現在は無味乾燥な表紙になっているようです。