@tegit: 最近のものじゃない「死を通過した物語」ってえと何があるのかしらん。ハリウッドだと、『天国からからきたチャンピオン』はクリス・ロック版だけ観たな…ってあれアメパイのワイツ兄弟か!/あとは『シックス・センス』とか『スポーン』とか…ってなんだかまっとうなものがないね。
@tegit: しかし『カラフル』を観る若い客たちのほがらかな(でちょっとうるせえ)鑑賞態度を眺めていると、こういう明確な嗜好が彼らのなかにあるわけじゃないのかなあとも思えてくるのだった。AngelBeats!だって結局死をオカズにした感動物語に限りなく隣接しちゃったし。死はスパイスに過ぎない?
@tegit: 死を物語に絡めると、どうしても自己憐憫の気がうまれてしまうと思う。『ノルウェイの森』とか最近のケータイ小説的チープな物語とかさ。で、それを、自己憐憫が難しい極限まで推し進めて弱点を突破しちゃったのが、主人公じしんがすでに死を迎えている物語なんであろう。
@tegit: そういえば先週末『カラフル』を観たのだった。主人公死んでなくてもいいじゃん、と言えるかも、とちょっと思った。でもこの物語にはそれらの要素が必須だし、受け手も主人公が一度死んでいるからこそ物語の語ることを受けとめられるのだろう。死を通過して初めて語られうる何か。