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こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

茂木健一郎『脳と仮想』

脳と仮想 (新潮文庫)

脳と仮想 (新潮文庫)

 広範な知識をもつ理系の人からの、文学へのラブレター的エッセイとしてたのしく読んだ。
 読んでいて、クオリアって結局どーなのよ、という斎藤環的疑問は時々頭に浮かぶけれど、証拠付けられた科学論文として読みさえしなければそれほど気にならないのだった。茂木さんはこの本をスタートにその後異常なブームを起こしたわけだけど、罪があるのは立ち位置をぼんやりさせたまま質の低い本を大量生産させた出版業界だとぼくは思います。