こづかい三万円の日々

40代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

英国のアイドル男子(たち)といえば..。

 洋楽・洋画クラスタのなかには、今夜はロンドン・オリンピック閉会式だー!ヒャッホー!という人は多いと思う。
 ストーンズスパガエルトン・ジョンだ、と出演アーティストの予想がかまびすしいところですが、当節の勢い的にいちばんキャーキャー言われそうなのはワン・ディレクションじゃないでしょうか。

 楽しいメロディをえんえん繰り返すだけ!それでいいの!という感じがいいなあ、やっぱボーイズグループはこうだよなあ、としみじみ聴いている今日このごろ、Bustedを思い出してしまいました。

 Bustedゼロ年代前半に人気だったイギリス出身の三人組ボーイズバンド。
 二回前のオリンピックがロンドンで開催されていたら、こいつらきっと出ていただろうなあと思います。
 代表曲は、2002年にヒットした"What I go to school for"。

 最初の「いぇいいぇいぇー」とはじまるあたりはバックストリート・ボーイズとインシンクに代表される90年代ボーイズグループの残滓という印象ですが、全体は口当たりよいポップ・ロック。いやまあどっちにしろ90年代の残滓ですけど。
 歌詞は、上級生の女の子に憧れる、たいていのボンクラ男子が共感できるであろう中身ですが、PVにおいてはもっと年上な女教師への劣情が炸裂しております。
 どうもイギリスの男的には非常に一般的であるらしい*1、年上女性からのムチ打ちプレイも網羅されておりますね。
 なんとなくファウンテンズ・オブ・ウェインの"Stacy's Mom"と同じものを感じます*2

 Bustedはその後、スチュワーデスさんへの劣情を炸裂させた"Air Hostess"や、映画『サンダーバード』の主題歌など、複数のシングルをヒットさせましたが、2005年解散。それぞれのメンバーは個人で活動を続けているようです。

 で、ざっくり検索しただけでも、"What I go to school for"をジョナス・ブラザーズがカバーしていたり、Bustedのプロデューサーだったスティーヴ・ロブソンという人がワン・ディレクションのプロデュースもしていたりと、その後のボーイズバンド/グループ人気にも影響をほんのり与えているようです。
 みんな元気でやってるといいね、というおはなし。

*1:ソースは『Dr.パルナサスの鏡』。ちゃんと見てないけどモンティ・パイソンでもあった気がする。

*2:日本人はロリコンとマザコン多すぎみたいな印象で語られがちですけど、英米圏にもちゃんとMILF文化がある!世界はひとつ! いやまあそんなところで胸張るなって言われるでしょうけれども。