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こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

あの書店のラノベフェアを見物してきたよ

 書店につとめている友人がいます。(察しろ)

 彼がさいきん勤め先の会社でやっているラノベのフェアにちょっとだけ関わったそうなので、のぞきにいってきました。
 itmediaの記事だけ紹介しておくね。公式への直リンクはしないよ!(察しろ)

今回のフェアは、ライトノベルを愛してやまない(中略)スタッフが、イチオシの作品を渾身のPOP・コメントで紹介するもの。開催店舗は札幌本店、新宿本店、新宿南店、国分寺店の4カ所で、特定の書籍を購入するとオリジナルのしおりをプレゼントするという。

http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1305/22/news058.html

 開催期間は6/16まで。
 本が売れないと友人も困っちゃうらしいので、お近くの方はぜひ出かけてみてください。

 ぼくは新宿南店に行ってみたんだけど、漫画・ラノベ売り場の一階だけでなく、高島屋東急ハンズから空中廊下でつながっている、いわば店の玄関口の三階にもどーんと展開されていました。本と一緒に並んだPOPには、オタク系ショップに比べると全体的にマジメ感が漂っております。こちらのPOPは公式サイトで公開されているので、遠方のかたはぜひこちらを。

 お客さんの反応が気になったので10分くらい遠目に観察してみたけど、中年夫婦が「これが◯◯(親戚の子供かなにからしい)の好きなラノベってやつだよww」みたいな感じで冷やかしていただけでした...。

 悔しかったので、ぼくはこの五冊を大人買いしてみたよ!

 内容は、

内田弘樹『シュヴァルツェスマーケン』1巻・5巻
白鳥士郎『のうりん』
佐島勤魔法科高校の劣等生』入学編上・下

の5冊。
 『シュヴァルツェスマーケン』は友人のおすすめで買ってみたよ!おすすめされているはずなのに最新の5巻と1巻っていう不思議な買い方をしているのは気にしないでね!布教用じゃないよ!

 一冊ごとの本はこんな感じだ!

 (ものによりますが)店員さんのイラストがどーんと載った帯がついています。
 また、今回のフェアの特典として、紹介書籍のうちの何冊かに特製しおりがついてきます。新規描き下ろしってわけじゃないけど、書店作成カラーコピーじゃなくてきちんとした印刷だからちょっと嬉しいですね。裏面には今回のフェアのロゴなども入っております。ぜいたく!
 すでに「このシリーズ読んでるよ!」という人も布教用に一冊書い足してはいかがでしょうか。

 残念なのは、すべての商品にシュリンク(漫画とかラノベとかの立ち読み・汚破損を防ぐためのビニールがけ)がされていること。ラノベ文化に馴染みのないお客さんだと、「どうせ文章が下手クソなんでしょ」「イラストばっかで中身ないんでしょ」みたいな偏見を抱きがちのはず。どの本も店員が中身に強い自信をもってすすめている良本だからこそ、その文章の良さを実際に目にしてお客さんの購入を促すべきではなかったか...と思いました。見本本を用意するのも大変だし、やむをえないことなんですけどね。

 さて前述のとおり、ぼくの友人が一押ししていたのは内田弘樹『シュヴァルツェスマーケン』。
 メディアミックス展開されている『マブラヴ』のスピンオフ小説ですが、同シリーズへの前知識ゼロの人でも楽しめる堂々たるロボット/SF/ミリタリーもの。
 宇宙からの侵略者と滅びゆく国家の板挟みになって死地を歩まざるをえないものたちの、極限の戦いを描く物語です。
 宇宙生物もひどい政府も秘密警察もないけれど、これって今の日本の2-30代の人にはすごく刺さる物語だと思うんですね。もう「負け」は決まっている。「勝ち」なんて到底無理で、戦ってもほとんど何も得られない、疲れるだけだけれど、全力で戦わないともっとひどいことになる。ひどい状況のなかでいかに希望を見出していくか...。大げさに言うと、いまぼくたちが毎日やっていることってそういう戦いなんだと思います。
 その戦いの辛さ、そして時々見つけられる愛とか優しさとかを知っている人ならば、この熱い物語に心震わされることまちがいなし。ぜひ多くの人に買ってほしいラノベです。
 ...と友人が言っていました。

 『シュヴァルツェスマーケン』以外にも面白そうなラノベが揃っており、前掲の写真のとおり何冊か買ってきたので、できればそのうちそれらの本についても触れたいと思います。