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こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

10月に読んだ本

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2519ページ
ナイス数:18ナイス

大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)感想
徹底される女嫌い/人間嫌い。フィリップ・マーロウの心は死者/死にゆく者にのみ開かれる。そう思っていられる、ふりをし続けられる彼の強さに惹かれる。
読了日:10月1日 著者:レイモンド・チャンドラー


半端者(はんぱもん)―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)半端者(はんぱもん)―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)感想
本人によるリブートとして最高の出来。あとがきで著者本人が言う通り、まだ「「フィクションの中の登場人物である」という自覚を持つに至っていない時期の物語」としての、登場人物の成長や変化が楽しい一作だ。/最後の真相は、東直己の***小説嗜好もほんのり伺えて楽しい。
読了日:10月4日 著者:東直己


そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA (501))そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA (501))感想
すさまじく複雑に練り上げられたプロットの終着点がすげー感傷的な暴力による落とし前のつけ方で、なるほどそう来たか、という印象。堪能しました。それにしてもずいぶんアレだな、腐な読み方を誘う人物配置だな。
読了日:10月8日 著者:原りょう


猫は忘れない (ハヤカワ文庫JA)猫は忘れない (ハヤカワ文庫JA)感想
焼き鳥たべたい!いややっぱり食べたくない!/いっけん平穏だけれどもちょっとめくるとそこには「おぞましい」性の複雑な関係が、という真相はシリーズの某作を思い出しますね。性的マイノリティに滅多におぞましさを投影しないのがこの作家の美点なんだけど、ちょっと今回はその線引きが曖昧な感あり。
読了日:10月11日 著者:東直己


アブサロム、アブサロム! (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-9)アブサロム、アブサロム! (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-9)感想
読み進めるほどに人々の声が重なり、面白さが増していく。正直冒頭は退屈だったんですが、後半はひどく楽しかったです。渾然一体となっていく語る人々の、それでも一人ひとりの心がそれぞれに幸福や愛を求めるメロドラマ的空気もいい。なにか失敗してしまった人々の、「よりよく生きられるはず」という心、ここにアメリカの真髄があるのかもしれぬと思った。
読了日:10月22日 著者:ウィリアムフォークナー


11/22/63 上11/22/63 上感想
下巻を読み終わってからふりかえったとき、上巻で描かれたことがはるか遠くの昔のことに感じられて、まるで主人公とともに長い旅を終えたあとのようだなあ、と思った。過去の暮らし、特に第四部のきらめく楽しさの描写がすばらしい。
読了日:10月28日 著者:スティーヴンキング



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