こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

10分でわかる、今日あなたがAqoursを観に行くべき理由

 こんにちは。秋の昼下がりいかがお過ごしですか。

 このあと特に予定がない? なんか楽しいことないかなって思ってる? じゃあちょっとお付き合いください。10分くらいでいいです。

 まずはこの映像をご覧ください。

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 あっ、もう8分経っちゃいましたね。もうわかったと思うんですけど、この曲よくないですか。このPVよくないですか。秋にぴったりの、ちょっと切なさのある旅立ちの曲と物語。おそらくは『銀河鉄道の夜』を下敷きにしていると思うんですけど、

 ああ、そうです、ここに出ているのがAqoursっていうアイドルグループなんですね。『ラブライブ!』って知ってますか。いや知らなくてもいいです。

 ちょっとは気になる?まだ30分くらい大丈夫?じゃあこちらを御覧ください。Aqoursが主人公の、『ラブライブ!サンシャイン!!』っていうアニメの第一話です。どういう話か?いや、ごくごくわかりやすい、青春物語です。憧れを抱いた普通の女の子が、最初の一歩を踏み出すお話。

 あ、もしかして映画好きだったりしますか。『シング・ストリート』って観ました?なら話が早い。このアニメの脚本を書いている人、あの映画をオールタイム・ベストに挙げているんですよ。そういう人たちの作っている物語だと思ってくれれば受け取りやすいんじゃないかな。ではどうぞ。無料です。

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 続き気になりますね。気になっちゃいますよね。このあと23話あるんで、お時間あるときにまたぜひ。

 気になるならむしろ今日はこのあとすぐ、最寄りの映画館に行ってほしいんですよ。このAqoursっていう人たちが東京ドームでライブをやるんです、今日。その中継が観られますから。

 アニメのキャラじゃないのかって? ああ、そうです、Aqoursはアニメのキャラクターであり、同時に、それを演じる声優さんたちのことでもあるんですね。こんな感じで、フィクションを現実にするかのようなライブをしているんです。今日はその4回目のライブ。

 これが2回目のライブツアーの映像です。どうです、アニメのキャラクターが現実に飛び出してきたみたいでしょう?この面白さはぜったい一度、生で――ライブビューイングでもいいです――観てほしいんですよ。物語と現実を飛び越える、なんていうのかな、絵空事の原初的な快楽がここにはあるんです。

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 なんだか色々複雑かもですね。でも、Aqoursっていうグループはとてもシンプルな存在です。憧れに向かって、挑戦し続けていく人たち。

 そういえばあなた、社会人ですか? 学生? いやまあなんでもいいんです。例えばきょうだいとか、先輩とか、親とか、身近な誰かと比べられることってあるじゃないですか。あなたもお兄ちゃんくらいがんばりなさいって言われたりとか、出世してった先輩社員のあとを引き継いでキツイ仕事任されちゃったり、とか。

 いやそんなこと言われても、って思いますよね。自分は自分だし、自分ができないとしたってそれはもともとの環境とか能力のことでもあるし。

 

 でも悔しいじゃないですか。本当はもっとがんばりたいって思ってる。でも。

 

 Aqoursはその、でも、を吹き飛ばしてくれるんです。

 詳しくは言いませんけど、彼女たちには、同じシリーズの偉大な先輩がいて、常に比べられてしまいます。また、フィクションのなかでは、田舎のさびれた学校に通っていて、その寂れた地域をなんとか盛り返そうって奮闘する、という物語も背負っています。

 期待されていないチームが、逆境に挑戦する。

 『プリティ・リーグ』とか、『スーサイド・スクワッド』とか、まあそういう、やったろうじゃねえか精神ですよ。

 

 Aqoursってもう三年くらい活動してきたんですが、そういう、逆境のなかをつねに戦ってきて、それで今日、東京ドームに立つんですね。

 たぶん日本で一番くらいに大きい会場で歌って踊るんです。

 

 だからその姿を、あなたにも観てほしい。

 映画館へ行ってください。持ち物はなにもいらない。応援形式だからペンライトがあったりすると楽しいかもですけど、べつにいりません。

 ただ身一つで、この9人の若者たちの、歌って踊る姿を観てください。映画館を出るころ、たぶんあなたの心は、昨日よりも少しだけ、輝いているはずです。

 

 

物語なんてもういらないと思っていた/Aqoursとμ'sと自分のこと

 Aqoursの4thライブがはじまる。
 かつてμ'sが最後のライブを行った東京ドームで、Aqoursがライブを行う。私はそこに色々な物語をみてとることができる。なんといっても『ラブライブ!』は、「みんなで叶える物語」というテーマを冠した作品だ。
 でも、もう、物語はいらない、と私は思っていた。

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『黒澤家研究』第2号刊行のお知らせ

 同人誌『黒澤家研究』第2号の刊行をお知らせします。

 本誌は、『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場する二人のスクールアイドル、ダイヤとルビィが生まれ育った「黒澤家」を中心に、作品とその舞台である沼津・内浦を探求し、思索し、得られた知見を広めていくことを目指す同人誌です。
 創刊号は、黒澤ダイヤさんの誕生日記念として2018年1月に刊行し、「僕らのラブライブ!新年会2018」にて頒布、予想外の好評を得て完売となりました。
 そして今回、黒澤ルビィさんの誕生日記念として、(9月からちょっと遅れてしまいましたが)第2号を刊行できることとなりました。
 これもひとえに、黒澤家と創刊号を読んでいただいたみなさんのおかげです。ありがとう黒澤家。大好き黒澤家。

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RESASを使って黒澤家の未来を考える

 黒澤家を愛するみなさん、お元気でしょうか。お久しぶりです。『黒澤家研究』のてぎです。
 『ラブライブ!サンシャイン!!』二期の放送終了からもう半年が経過しました。アニメの終盤では我らが黒澤家の長女・ダイヤさんが、東京の大学への推薦入学を決めたことが明らかにされました。次女のルビィさんも新しい学校で学友のみなさんと元気に過ごしていけそうですし、お二人の前途には希望があふれているといえましょう。
 ですが、これで「黒澤家の将来も安泰」と思うのは時期尚早というもの。なにせ、お二人の通われた私立浦の星女学院高校は、生徒数の減少から廃校になっているわけです。この事実は、内浦、そして沼津という地域の衰退をはっきりと物語っています。その土地に深く根付いている黒澤家が、果たして今後も末永く安泰でいられるのか。

 

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