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こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

1月に読んだ本

2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4299ページ
ナイス数:20ナイス



女ざかり女ざかり感想
浦野にゲラゲラ笑いながら読む。古色蒼然、ときどきピントはぼやけるけれども、最後のホテルの場面など、まさしく文学宇宙を数行・数頁にきゅっと押し込めた茫洋とした魅力があり実に楽しい。講談調の文体もいいですね。
読了日:1月5日 著者:丸谷 才一



蓬莱学園の初恋! (富士見ファンタジア文庫)蓬莱学園の初恋! (富士見ファンタジア文庫)感想
いやはや痛快!おれが読みたい学園もののすべてが詰まっている、と思いました。「SS残党」などの冒険小説的キーワードも頻出して楽しいのなんの。小説第一作目にして、蓬莱学園の存在を揺るがすようなネタを出してくるのがすごい。
読了日:1月5日 著者:新城 十馬



新装版 キリング・フロアー 上 (講談社文庫)新装版 キリング・フロアー 上 (講談社文庫)感想
主人公と同じく少ない情報しか与えられないまま、読者も謎を解明したくてとにかく読む。めっぽう面白い。
読了日:1月7日 著者:リー・チャイルド



新装版 キリング・フロアー 下 (講談社文庫)新装版 キリング・フロアー 下 (講談社文庫)感想
基本的には、ケレン味あるスーパーヒーローの物語ではあるのだが、落ちこぼれの刑事、美しい女性巡査、街の老人たちと心通わせ人の温もりを通過していく孤独な男の物語としても味わえる。終幕、さらりと書いているけれど、リーチャーが泣きながら去っているのがいい。
読了日:1月11日 著者:リー・チャイルド



マグナカルタ Vol.1 WINTER 2012マグナカルタ Vol.1 WINTER 2012感想
編集長島地勝彦の趣味が行き渡った一冊。全編尖ったものにはならず、随所で老人たちならではのユルさが目立つがまあそれこそがこの雑誌の味なのでしょう。中野香織「21世紀のモダン・ダンディズム」、堤堯「ニ・ニ六事件 いま明かす衝撃の新証言」がいっとうおもしろかったです。
読了日:1月14日 著者:



惑星カレスの魔女 (新潮文庫)惑星カレスの魔女 (新潮文庫)感想
鎌田三平さんが自身の印象的な仕事として挙げていらっしゃった一冊(どこでだったかは失念)。平和でのんびりした『エンディミオン』といった印象。ていうか実際、ダン・シモンズはこれ読んでたんじゃないんですか。表紙が宮崎駿ですが、中身も駿ちっくなので、ジブリに限らず日本でアニメ化すればいいじゃない!と思いました。
読了日:1月16日 著者:J. シュミッツ



われらのゲーム (Hayakawa Novels)われらのゲーム (Hayakawa Novels)感想
若い妻の不義、軽薄な友人、カフカズ山脈。ル・カレ先生のいつもの芸風ですが、主人公ティムはいつも以上に信用出来ない語り手。霧のなかに絡め取られた彼の語りが、最後の旅とその行く末をまぼろしのように浮かび上がらせる。心理小説、片思い小説、そしてそれらの皮をまとった怒りの告発としては一級。サスペンスというにはそれらの要素が強すぎるが。
読了日:1月18日 著者:ジョン ル・カレ



反撃〈上〉 (講談社文庫)反撃〈上〉 (講談社文庫)感想
三人称になって、ふつうのサスペンス小説よりになった感あり。前作の哀愁がやや薄まったのは少々残念です。
読了日:1月20日 著者:リー チャイルド



反撃〈下〉 (講談社文庫)反撃〈下〉 (講談社文庫)感想
冒険小説界の大ネタとも言える洞穴での冒険は短いながらも白眉。リーチャーの少々反則な強さも、あの苦境を乗り切りうる説得力を持つにはやむなし。
読了日:1月23日 著者:リー チャイルド



前夜(上) (講談社文庫)前夜(上) (講談社文庫)感想
アメリカ、フランス。そのいずれにも属さない作者がそれぞれの国に寄せる憧憬が、各地の描写のみずみずしさとなってあらわれている。夜の風景がとかく印象に残る。
読了日:1月24日 著者:リー・チャイルド



前夜(下) (講談社文庫)前夜(下) (講談社文庫)感想
巨大な組織としての軍の描写がみごと。時代を生かした、このシリーズならではのリアルなようでケレン味ある真相もみごと。頑固で、ある意味で身勝手な正義をふるうリーチャーのキャラクターに一人称の語りがしっくりきていてこれまたいい。シリーズ中、いちばん好き。
読了日:1月26日 著者:リー・チャイルド



青いね芝くん! 1 (少年サンデーコミックス)青いね芝くん! 1 (少年サンデーコミックス)感想
ヴァレリーにマーロウに黒澤に孔明、ていう節操ない表紙の人選が少々不安でしたが、引用の量が面白さに転化されててむしろOK!ベタっちゃベタですが、どの話もすげー共感してしまいました。一番笑ったのは、男二人で洋服を買うシーンの「BGM」がシックスペンス・ノン・ザ・リッチャーだったことでした。最高!二巻楽しみ!
読了日:1月27日 著者:

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