こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

シャッツキステ第二章開幕

 今年の三月に一時閉店していた秋葉原のシャッツキステが、再び始動したらしい。第一章は「屋根裏部屋」がコンセプトだったが、今回のそれは「図書館」だという。
 第一章でも、お店のいたるところに本が飾ってあり、本好きも見逃せないお店だと思っていたが、今回はいよいよただならないことになりそうである。すなわち、全国の図書館&書店の中の人はシャッツキステへ行くべき!ということです。日本図書館協会の総会でメイド図書館分会が開催される日も近い、かもしれない。
 ちょうど来月私用で上京するので、ぜひお邪魔したい。


 お店のブログでは、新たなお店をメイドさんたちが作り上げていく過程が事細かに記録されている。第一章での内装のあまりの出来のよさに驚いたぼくは、メイドさんたちが作ったというのはあくまで設定で、実際は内装業者が手がけたのだろうと思っていたのだが...どうもあれは本当だったようだ。う、疑って申し訳ありませんでしたッ...!!


 反省ついでに、ネット上でシャッツキステに関する言説を流し読みする。
 サンキュータツオ先生による、熱すぎて非常にきもちわるい(ほめ言葉)一連の文章が実にすばらしい。

羽生善治が、将棋のすべてを変えたように、
アインシュタインが、古典物理学を一変させたように、
野村のID野球が、近代野球の有り様を変化させたように、
立川談志が、現代落語を革新的に変貌させたように。

ひとつの方法論が、それまでの行き詰まった状況を一変に塗り替え、
新たな風穴を作ることがある。
それは歴史の必然である。

およそ、それまでの方法論で説明できないこと、うまくいかないこと、
そういったものは、ある一人の画期的方法論で、
とたんに新しいステージへと昇華する。

メイド喫茶」には、おなじことが起こっていたを、みなさんはご存知だろうか。
それが、「シャッツキステ」という部屋の存在である。
これは決して大げさなことではない。
サンキュータツオ教授の優雅な生活「シャッツキステ

 三年間通い倒し、各方面で熱く語っただけでも賞賛に値するが、シャッツキステ第一章閉幕後に

しかし、屋根裏部屋を訪れた街の人々もまた、全員が物語を持っている。
そういう意味で、
3月16日の
「key of visitors」
は、どうしてもメイドさん抜きでやり遂げなければならぬ、
ファンからの返礼であったのだ。
サンキュータツオ教授の優雅な生活「シャッツキステ3 〜Key of visitors〜

として、客主導のイベントを開催したことにぼくは衝撃を受けた。(参加してないので妄想で語るけど)シャッツキステを一つの「作品」として受け止め、解釈し、新たな何かを生み出そうという行為。これを批評と呼ばずしてなんと呼ぼう。


 批評的行為を、非常に衝動的な、個人の消費の延長として素直に発すること。これぞおたく的文化の中核、秋葉原で日常的に行われることの真髄、同人活動の真価だ。なんてクールな。
 参加したかったなあ。
 ...いや、そんな受身の感嘆を言っていては、恥ずかしいだけなんだけどさ。