本
闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)作者: 山本弘出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/08メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 32回この商品を含むブログ (36件) を見る ひとつのアイディアを、派手に飾らず、また書き込みを欠くこともなく、堅実に語るマ…
夜にその名を呼べば (ハヤカワ文庫JA)作者: 佐々木譲出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/05/08メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (14件) を見る 佐々木譲は『警官の血』効果で怒濤の復刊・文庫化ラッシュが続いている。その最初の一冊。…
くノ一忍法帖 山田風太郎忍法帖(5) (講談社文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/03/12メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (31件) を見る いっきに下世話な話にきりかえる。 くノ一、なんと甘美なひびきであ…
忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/02/12メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (24件) を見る だから、山田風太郎の手にかかると、『八犬伝』も史実になる。
伊賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(3) (講談社文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/01/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (18件) を見る 山田風太郎は虚無を操る。 千利休のこの推定がはたして中っていたかど…
忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2) (講談社文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/12/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (25件) を見る 山田風太郎の忍法帖にあるのは、読む者を圧倒する虚無だ。次々に登場す…
甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1) (講談社文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/12/11メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 84回この商品を含むブログ (88件) を見る 数年前の一時期、風太郎忍法帖をまとめて読んだ。たしかに超絶的な面白…
トリポッド 1 襲来 (ハヤカワ文庫 SF)作者: ジョン・クリストファー,西島大介,中原尚哉出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/11/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 144回この商品を含むブログ (69件) を見るトリポッド〈2〉脱出 (ハヤカワ文庫SF)作者: …
エレGY (講談社BOX)作者: 泉和良出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/02メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 130回この商品を含むブログ (69件) を見る 海燕さんが「全男子必読の恋愛小説」と賞賛していた*1ので、初めて講談社BOXに手を出してみた。 …
蟹工船・党生活者 (新潮文庫)作者: 小林多喜二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1954/06/30メディア: ペーパーバック購入: 12人 クリック: 139回この商品を含むブログ (262件) を見る それにくらべ小林多喜二の、他者を描こうという意識の薄さにはびっくりす…
エピデミック作者: 川端裕人出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/12メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (42件) を見る 「科学」の周辺にいるひとびとの描き方がほんとうにうまい。それはすでに『龍とわれらの時代』で達成されたことで…
阿片王 満州の夜と霧作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/07/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (44件) を見る ぼくの周りでは「歯切れ悪い」とか「なんにもわかんないじゃん」といった声が聞かれたが、まあそ…
ユリイカ2004年4月号 特集=押井守 映像のイノセンス出版社/メーカー: 青土社発売日: 2004/03/25メディア: ムック購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (21件) を見る 佐藤哲也の論考「抑圧機関としての身体」がおもしろかった。ぼくが『スカイ・ク…
ユリイカ2002年10月号 特集=ニール・スティーヴンスン 暗号化するフィクション出版社/メーカー: 青土社発売日: 2002/09メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見る "Quicksilver"はいつ翻訳されるのかしらん。
狂人の太鼓作者: リンドウォード,Lynd Ward出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2002/10メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る 間違っても部屋にはぜったい飾りたくない、まがまがしい版画で描かれる物語。アフリカから持ち帰ら…
『図書』7月号の「こぼればなし」が非常に腹立たしいので書き留めておく。 WIDEプロジェクトへの協力に対する感謝状が岩波書店に送られたという話題のなかで、こんな一節があった。 しかしこうした誰もが認めるインターネットの利便性の陰で、まさにその手軽…
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)作者: アルフレッド・ベスター,寺田克也,中田耕治出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/02/22メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 197回この商品を含むブログ (196件) を見る "自分が盲目ならみんなをもっと盲目にし…
星に降る雪/修道院作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2008/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (19件) を見る 読んでびっくり。なんだか、若いころの池澤夏樹みたいだ。『星に降る雪』なんて、より複雑化した『…
光の指で触れよ作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/01メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (25件) を見るすばらしい新世界 (中公文庫)作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/10メディア: 文庫 ク…
オアハカ日誌作者: オリヴァー・サックス,林雅代出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/02/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 池澤夏樹が解説を書いていたので買った。 昆虫の脱皮を強制させて死に至らしめる毒をもつ植物の話だとか、お…
サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)作者: 新城カズマ,鶴田謙二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/06/16メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 560回この商品を含むブログ (355件) を見るサマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)作者: …
猫の舌に釘をうて (光文社文庫)作者: 都筑道夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/07/10メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (22件) を見る Something Orangeでとりあげられていた*1のをみて、ネット通販で講談社文庫版を取り寄せたもの。 …
ボストン、沈黙の街 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: ウィリアムランデイ,William Landay,東野さやか出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/09メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (11件) を見る 途中まではさわやかな青春小説。後半にはびっ…
puzzle (祥伝社文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2000/10メディア: 文庫 クリック: 35回この商品を含むブログ (77件) を見る 『六番目の小夜子』『三月は深き紅の淵を』あたりが大好きなので、こういうシンプルな恩田陸にはいまいちひかれな…
フレームシフト (ハヤカワ文庫SF)作者: ロバート・J.ソウヤー,Robert J. Sawyer,内田昌之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2000/03メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (22件) を見る 本棚から取り出すたび、「これってどんな話だったっけな…
世に言う「スローライフ」ブームに、うさんくささをずっと感じている。目先の便利さや利益を優先せず、自然環境への配慮をしつつ、個人個人にあったやりかた・スピードでことを進めていく。題目としては非常に共感できる。おそらく、自分自身もやがてはそう…
叡智の断片作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2007/12メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (21件) を見る オックスフォードとペンギンの引用句辞典を主なネタ元に、古今東西の硬軟取り混ぜた名言をがんがん…
サラリーマンがスパイの跋扈する原発に潜入しようとする無茶な冒険小説。 「サラリーマンを甘く見るんじゃない。なにがプロだ。殺しに熟達しているからといって、しょせんスパイなんか滓だ。まっとうに生きてるサラリーマンに勝てるはずがない。滓が、まっと…
で、『ヘルボーイ』ふうの世界を期待して読んだけどもいまいちだったのはこちら。 後半で明かされるモンスター達の正体はなかなか興味深いけれど、もう一段階大法螺を仕込んでくれないと消化不良な気分。
ヘルボーイ THE NOVEL作者: イヴォンヌナヴァロ,Yvonne Navarro,藤田真利子,江崎リエ出版社/メーカー: ジャイブ発売日: 2004/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る そろそろ第二作が公開される……のかな？ 本書の、石川裕人によるあとがきで…
