こづかい三万円の日々

30代の男がアニメ、映画、音楽などについて書いています。Twitter:@tegit

劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』公開のこと

 いやはやもう2019年1月4日である。びっくり。

 ついこの前2期アニメが終わったと思ったのに。4thライブなんて先週くらいの感覚ですよ。なのにもう劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!』の公開日ときた。

 考えてみれば、2015年10月7日の『君のこころは輝いてるかい?』発売や、2016年1月11日のメルパルクホールでのイベントからはもう3年経っているのだ……と、こちらは逆に、意外に時間が経っていない気がする。えっ、3年で東京ドームなわけ?3年で劇場版アニメ?マジ?という感覚。

 

 『ラブライブ!』の劇場版公開は2015年6月だった。公開初日に一人で昼間の映画館に観に行って、身も心も宙に浮いた気分で近所の公園でしばらくぼんやりした記憶がある。で、夕方の回を妻と一緒に観て、むちゃくちゃいい映画だよなこれ、いったいなんなんだ、とかいいながら近くの居酒屋にかけこんで白穂乃香*1を飲みながら話し込んだ。

 公開当初は作品の出来不出来についての議論が巻き起こったり、調子のいいテキトーな言説が流行ったりして、怒ったり喜んだりしながらがんがんブログを書いていた。

 

 一番最初に書いた記事の冒頭で、私はこんなふうに書いている。

「こんな映画だったらいいなあ」と思っていた期待を、ぼくの想像しなかったやりかたですべて叶えてくれた

tegi.hatenablog.com

 

 『ラブライブ!サンシャイン!!』の劇場版にも私はたくさんのことを期待している。特に、今回はアニメを常にリアルタイムで観てきて、酒井和男監督の表現についてずっと考えてきたから、一層その期待は膨れ上がってしまっている。もしその期待が叶わなかったら自分はどんなことを考えてしまうのだろう、とちょっと不安になるくらいに。

 

 公開初日の今日は一日仕事だから、映画館には行けない。観るのは5日になると思う。これだけあーだこーだと日々吠え立てているオタクにしてはヌルい。

 それに結局、例えば『ローマの休日』だとか『オズの魔法使い』だとか、あと『食べて、祈って、恋をして』みたいな、関連しそうな映画は観れていない。そのへんはまあテーマや舞台が共通しているという程度*2だけど、酒井和男監督の表現として確実に繋がるであろう『ムシウタ』も観れていない。完全にノーガード戦法でいくしかない感じ。

 だから、劇場版を観るにあたって、自分のなかに「こうやって受け止めよう」みたいな準備ができていないから、けっこう不安ではある。

 映画ファンとしては一つの映画としてなんの先入観もなくフラットに観るべきだという気持ちもあるから、これはこれで正しいのかもしれない。

 でも、そんな自分の大好きな映画という場で、この三年の間ずっとずっと好きでいつづけた作品が展開するのだから、なんにも考えずに観るというのも無理だ。なにか心を落ち着ける場所がほしい。

 

 一期・二期と観てきたこの『ラブライブ!サンシャイン!!』というアニメの、どこが自分にとって特別だったのだろう。

 特に二期13話は、自分にとって結構な難所だった。3rdライブを経てだいぶ飲み込めたけどもそれでも、という気持ちがまだある。でも、そんなふうに飲み込みづらさを感じながらも私はこのアニメを愛している。

 それは、Aqoursの9人が、作品のなかで「生きていた」からだ。

 「生きている」と感じることの理由はたくさんある。自分なりの基準と照らし合わせてかれらが「人間らしい」と思えるように描かれていること。娯楽作品のキャラクターとして、「立っている」こと。声優たちのいきいきとした声と同じなにかを持っていること。映像表現として手がかけられていること、ないがしろにされているところがないこと。ほかにもたくさん。

 そういうことの総合的な結果として、私はアニメで描かれているAqoursが「生きている」と感じている。

 

 映画のなかでもAqoursが「生きて」いればいいなと思う。そのことだけ期待して、そしてそんなことは当然、酒井和男監督と彼のもとに集まった作り手たちはクリアしてくれると強く信じて、私は映画館へ行く。

 たぶん私の期待は叶う。

 

youtu.be

*1:ビール。おいしい

*2:いや「程度」じゃないだろって思う人もいるかもしれないけど、まあ、観る前にそんな決め打ちしても、という姿勢です自分は。