『ラブライブ!スーパースター!!』、全然予習をしていません。
というのもここ数ヶ月ずっと同人誌の作業に自由時間を使っておりまして、来週刊行する『黒澤家研究』第3号っていうんですけど……という話は以下の記事でしております。今回も黒澤ダイヤさんのことを考えまくって書いております。通販もやってるよ!
以上、宣伝でした。すみません。
で、『ラブライブ!スーパースター!!』、全然予習をしていません。
『サンシャイン!!』のときはAqoursのファーストシングルリリースイベントに参加できたおかげで最初からずっと作品とキャラクターに没入していたし、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のときは細く長く応援してきたスクフェス組への愛着から当事者意識が高かった。
今回は本当にぜんぜん予習をしていなくて、シングルも購入していなければPVもまともに観ていない、雑誌記事も各種メディア露出も生放送も全然チェックしていません。
アニメに関しても情報を確認しておらず、京極尚彦監督以外のメインスタッフも今朝確認したくらいです。PVもショート版しか観ていない。
で、じゃあ予習していない=期待していないかっていうとそういう話ではないです。すごく期待している。何を根拠に、という感じですが、それはPVのラストカットがすごくいいからです。
ね、この最後の…えーと、なんと言うんだったか、すでにキャラクター名さえ怪しいのですが……そうそう、澁谷かのんが画面のこちら側へとステップを踏んでやってくるカット。超すばらしい。
ステップを軽やかに踏む少女の映像といえばわたしは『ラブライブ!The School Idol Movie』の最終盤、秋葉原の路上を軽やかにステップを踏んで駆けてゆく高坂穂乃果を思い出さざるを得ません。あれは彼女を横から捉えた映像だったと思いますけど、今回の映像は澁谷かのんを真正面から捉える。ダイナミックさと緻密さが同居した、アニメーションのすばらしい仕事です。
なにせ今回は『ラブライブ!』以来の京極尚彦・花田十輝の二人がシリーズに帰ってきたアニメシリーズです。今、誰の『ラブライブ!』を一番観たいかといえばそりゃ酒井和男だけれども、京極尚彦の『ラブライブ!』はその次に観たい。
『ラブライブ!The School Idol Movie』はわたしのオールタイム・ベスト映画の10本に入る映画で、その終盤の映画全体とμ'sがこの世のものと思えないなにかに変化してこの現実から浮き上がってしまったような感覚をもっとも強く感じさせるシーンのひとつ、あの秋葉原の高坂穂乃果のステップをちょっとでも思い出させる映像がすでにPVの中にある。それだけで『ラブライブ!スーパースター!!』は超楽しみだし、期待が大きいぶん怖いし不安だし、まあ大変です。
でもこのわたしが感じている感情って、『ラブライブ!』っていう過去の作品との比較で生じているものです。そういう後ろ向きなものは『ラブライブ!』世界では良しとされないでしょう。だからこういう感覚が先行している自分はちょっと離れて、われこそはラブライブのファンである、みたいな顔はできるだけしないようにしながら観ていたいなあという気分があります。んで、今までの『ラブライブ!』では観たことのないものが観られたら(観られるに決まっているけども)全力で拍手したいなあと思います。すげーよ、わたしが知らないものをまた『ラブライブ!』が更新してくれたよ、と。
今からそのときが楽しみです。