涙の理由 (暗い舞台に、Aqoursたちの言葉が響いている。色鮮やかなサイリウムが客席でうごめく。) 伊波杏樹/高海千歌「わたしたち、本当に本当のスクールアイドルとして、ステージに立つの! その名も…せーの、『ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursスペ…
2月26日、南大沢TOHOシネマズにてライブビューイング鑑賞。 昨日の覚え書きはこちら*1。 セットリスト中二曲が異なるだけで、あとは昨日の内容と基本的に同じ構成・演出がとられました。曲だけでなく、曲のあいだのMCすら昨日と一緒。会場の大きさに驚く言葉…
いずれきちんと書きたいと思いますが、覚書として。 南大沢TOHOシネマズにてライブビューイング鑑賞。 ・構成 正直なところ、序盤のほうのアニメ(アイコンのキャラクターがしゃべるもの)は、いまいちかなー、と思いながら観ていた。あのアイコンが、実は3D…
「一匹狼」と鈴木愛奈さんが評する*1通り、小原鞠莉には、一人わが道をゆく、という印象があります。アニメ第1話の謎めいた登場から、彼女と松浦果南・黒澤ダイヤの関係が修復される9話まで、彼女は理事長として高海千歌たちから距離を置いた、やや高いとこ…
繰り返しに満ちた物語 アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』には、繰り返しの要素がたくさん盛り込まれています。 例えば、渡辺曜は「ヨーソロー」という掛け声を決まり文句として何度も言います。 三年生たちの幼いころの「ハグ」の記憶は、それぞれの視…
2月19日は降幡愛さんの誕生日だそうです。めでたい! これを祝して、今日は彼女と彼女の演じる黒澤ルビィの魅力について語ります。 アイドルの一定義 アイドルとはなにか? その定義には色々あると思いますが、ひとつのタイプとして、「全体的に覚束ないんだ…
ふたつの善子/ヨハネ像 アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』をすべて観終わったあと、改めてアニメ以前の津島善子/ヨハネの人物像を振り返ると、そこには大きな変化があることがわかります。 2015年10月発売のファーストシングルにおさめられた、各キ…
果南のカは可能性のカ 最初に妄想なんですけど、二年前、東京のイベントで果南たち旧Aqoursが歌えなかった曲ってなんだったんでしょうか。 『未熟Dreamer』はイベント後の花火大会用に製作中だった楽曲のようですから、違う。じゃあ果南たちが作り、かついま…
すでに人類の多くが死に絶えて、電力供給も電話回線も途絶えたなか、朝目を覚まし、限りなくバッテリーがゼロに近づいたスマートフォンを震える手で操作して、わたしはスクフェスを起動する。ブシモ、と大きく響くμ'sのだれかの声。『HEART to HEART』のイン…
千歌の特別な人 Aqoursの1stシングル『君のこころは輝いてるかい』は、聴くもののなかに様々な感動を呼び起こしてくれます。そのなかでもわたしにとってもっとも印象深いのは、楽曲のクライマックスで高海千歌(伊波杏樹)と桜内梨子(逢田梨香子)のふたり…
2015年夏に行われたというAqoursの合宿を記録した映像のなかに、声優たちが野外でランニングをこなすシーンがあります。 車道の脇の歩道を、めいめいのペースで走る声優たちのなかで、一人だけ大きく遅れて走る人の姿がある。 明らかに彼女は疲労困憊してい…
『ラブライブ!サンシャイン!!』G's Magazineとアニメの違い、声優・小宮有紗さんの特性などを、「黒澤ダイヤは嘘をついているのではないか?」というテーマを中心にして書きました。
松浦果南さん、サードシングル総選挙・センター獲得おめでとうございます! いやはやめでたい。 自分が票を入れた人がトップ当選するなんて、これまでの人生で投票してきた選挙のなかで初の体験かもしれない。まったくもってめでたい、まったくもってうれし…
今日は『言の葉の庭』を観て、新海誠の話を聞き、そして『何者』を観ました。これってけっこうすげーいい体験だったのでは?と思ったので、簡単に記事を書きます*1。 明日は川田十夢後輩と一緒に中央大学でトークショー。大学生気分を蘇らせるために映画『何…
『ラブライブ!サンシャイン!!』(以下『サンシャイン!!』と略)13話はよかった。そして、13話を含むこのアニメが投げかけるものは大きい。今回はそのようなことについて書きたいと思います。 www.b-ch.com 13話は、千歌がこのように呼びかけることで始…
現在のアイドルがどれほどに「自由」なのか。アイドルを愛好する人間ならば、一度はそのようなことについて考えを巡らせたことがあるのではないでしょうか。 AKB48によってあらためてクローズアップされた苛烈な競争制度を、アイドルが飛び込まざるをえない…
『ラブライブ!サンシャイン!!』11話を観て一週間が経ちました。その間、スクフェス全力疾走しながらえんえん考え続けていた渡辺曜さんのことについて書きます。 www.b-ch.com 11話は脚本も演出もとても力が入っているのがわかって、というかもう『ラブラ…
『ラブライブ!サンシャイン!!』第6話を観た。 www.b-ch.com 5話を観終わった段階で、どうも鞠莉は作為的にμ'sに近い環境にAqoursを置くことによって、第二のμ'sを内浦に生み出そうとしているのではないか、ってそれ『メタルギアソリッド2』じゃん!S3計…
『ラブライブ!サンシャイン!!』4話が素晴らしかった。以下、おおよそはその内容を辿っただけのものだけれども、今の印象を書き留めておく。 www.b-ch.com 前回も書いた通り、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』という物語は、前作『ラブライブ!』を…
Aqours ラブライブ!サンシャイン!! OPテーマソング 「青空Jumping Heart」CM (60秒ver.) アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の放送が始まってから三週間が経った。16日の放送で、3話目までを放送したことになる。 驚いたのは、予想以上にμ'sの存…
【番宣PV】TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」番宣PV いま、2016年7月2日の21時49分にこの文章を書き始めている。 ついにあと三十分でアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の放送が始まる。 幸運なことに、ぼくは今年の1月に行われたAqours初のイベ…
『ラブライブ! The School Idol Movie』公開一周年記念。 記念だけど一週間遅れたし未完ですが。小説です。連作短編です。 未完とはいえたいへん長いので、ここではさらにその一部だけ載せました。
2016年4月3日に行われたTridentのラストライブレポート。自分にとっていかにTridentが特別だったか、そしてあのラストライブがすばらしいものだったかを書きました。長文かつ感情的。
「ラブライブ!μ's Final LoveLive! μ'sic Forever!」ライブビューイングレポート。4月2日TOHOシネマズ府中・スペシャルビューイングに参加して考えたこと、加えて翌日に神田明神・ニコライ堂に出かけたときのことを書きました。ラブライブ!とμ'sについて、…
この一ヶ月、μ'sとTridentのラストライブ以降、あまりのショックに身体を壊し――というわけではないんだけど、まあ更新が途絶えております。二つのライブのことについて書いては消し書いては消しの繰り返しです。 で、あんまり間があくのもなんなので、表記の…
BLUE(初回限定盤)(Blu-ray Disc付) アーティスト: Trident,Blue Steels,イオナ(渕上舞),タカオ(沼倉愛美),ハルナ(山村響),Heart’s Cry,伊賀拓郎,baker 出版社/メーカー: FlyingDog 発売日: 2016/02/17 メディア: CD この商品を含むブログ (4件) を見る いよ…
立川シネマ・ツーで『ガールズ&パンツァー』(極上爆音上映)を観てきました。二ヶ月ぶり二度目。 隣のお客さんが初めて劇場版を観たらしく(上映前の会話をぼんやり聞いていた)、最初に砲撃の轟音が劇場内に響いて身体に伝わってきたとき「ふわあ……」みた…
舞台「残響のテロル」第1弾CM 『残響のテロル』舞台版を観てきました。 アニメが大好きなだけに出来が心配でしたが、おおむね杞憂でした。言いたいところもあるけれど、これはこれで一個の作品になっていた。 タイトルにもある通り、背景に映しだされる3D映…
いや~、キンプリ、すごかったです。評判通り。 自分の使ったことのない感覚器官をことごとく決め打ちされていく感覚、というか。いや、個々の要素――「二次元アイドル」「謎スポーツ」「BL」など――に反応する器官はそれぞれ普段からそれなりに使い慣れてるは…
ぼくのフィクションの分類棚には「長い夢みたいなやつ」という区分がある。 長く、濃密で、鮮明な夢。物事が断片的にしか語られない。時間も場所も跳ぶ。しかしそれらは継ぎ目なしに繋がっていて、一瞬一瞬の情報量は過密で、覚醒してしばらくはそれらがすべ…